Doshisha University
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スタッフのつぶやき

実りたい秋

  • 投稿日: 2018年09月21日 著者: 秋山 由里

 唐突ですが、改めまして申し上げます、私は、赤ちゃん学研究センターで実施されている調査やイベントのお手伝いをさせていただいております。

 つい先日、年に一度のおまつりイベント(赤ちゃん学フェスティバル)が終わり、担当チームメンバーの私はフェスロスの中、通常業務である調査や研究のお手伝いとして作業を継続する日々に戻りました。

 昨年に引き続き2回目の開催となったフェスティバルには、たくさんの方々がご来館くださり、おかげさまでの無事終了に大感謝しております。担当チームは今回9名。昨年の経験を活かす継続メンバーと斬新なアイデアを取り込む新メンバーで構成。声が張るという理由でイベント担当チームに入れてもらって2年目の私は、『ゲストはもちろん、スタッフも本気で楽しまないと目的は達成しない!』という持論のみで手持ち武器は無し。さらにアクシデントの持ち込みも重ね、チームメンバーに、「あぁしたい!こぉしたい!」とワガママもいっぱいお願いしました。が、この二回生チーム。持てる力も強力にグレードアップしていて、単なるにぎやかしぃのワガママを難なく呑み込んでくれました。

 以上、(かなりな手前ミソではありますが)チームワークが、すこぶる良くって、結果、準備期間も存分に楽しませてもらいました。おまつり当日、赤ちゃん学研究センターのスタッフが皆チームとして活動しその一員として楽しませてもらいました(目標達成)。

 さて、通常業務に戻り…というより、累積作業に追われる毎日。
今年度のイベントもまだ数回あり、ご参加くださる皆様との交流を心待ちにして過ごす秋日、ニコニコお出迎えのネタ探しを始めたいと思っております。

9月病

  • 投稿日: 2018年09月14日 著者: 渡部 基信

9月になりました。
毎年、普段勤務している病院に不定愁訴の子ども達がやって来る時期です。
今年も例年通り 「疲れた」「お腹が痛い」「頭が痛い」「食欲が無い」…多くは中学生や小学校高学年の大きい子です。採血やエコーや中には内視鏡検査までした子もいましたが、検査では問題ないケースがほとんどです。
共通しているのは、やはり生活リズムの乱れで、夏休み中に朝9時や10時に起きる生活になっていたため、急には戻らないようです。さらに気付いた点をあげますと、
①中学3年で、部活引退後の生活パターンに慣れない。
②部活で帰りが遅いのに、帰ってからもスマホで友達と情報交換?をしなくてはならない中学生(決して皮肉ではなく、現実問題です。)
③塾の宿題が終わらなくて、眠れない。
④ゆっくり眠れる土曜日曜は症状がすくない。

薬を飲めばすぐ解決するような話ではなく、御家族と一緒に考えていく問題と考え、日々診療をしています。

「私の好物は…」

  • 投稿日: 2018年09月07日 著者: 山岡久美子

「好きな食べ物(飲み物)は?」と聞かれると「ビール!」と答えるようになってはや20数年
自他共に認めるビール好きの私
もっぱら家飲み派でしたが、最近、クラフトビールにはまっています。

先月、とある土曜日の昼間、京都富小路にあるクラフトビールのお店に行ってきました。
以前から気になっていたそのお店は、錦市場からすぐのところにあり、町家をリノベーションしていて、とても素敵な感じ。
すでに中では、何組かの女性のグループが昼飲み中
そこで私がオーダーしたのは、「ビアフライト」という6種のビールが少しづつ飲み比べできるセットこのとおり色もきれいですが、色々な味が楽しめてとてもお得!
ランチのお料理もおいしくて満足なひとときでした。

私が住んでいる奈良市にも、クラフトビールのお店があります。
そのひとつ「ならまち醸造所」は、奈良の旧市街地ならまちで醸造されたクラフトビールが楽しめます。

「奈良にもこういうお店が増えるといいな…」と強く願っている私です。

地蔵盆

  • 投稿日: 2018年08月31日 著者: 箕浦 有希久

静岡県出身の私が,大学1年生時に関西に移住しておどろいたことがあります。小中学校の夏休みの終わりごろ,路傍の祠が飾り立てられ,大人や子どもが群がっているのです。何か特殊な宗教団体だろうかと距離を置いて見ていましたが,後にそれが関西ではポピュラーな「地蔵盆」という行事だと知りました。

大きなお寺の本尊や大仏の多くは,悟りを開いた後の仏である「如来」の姿です。釈迦如来,阿弥陀如来,大日如来,などなど。いっぽうお地蔵さまはというと,修行中の仏を意味する「菩薩」であるにもかかわらず,日本全国あらゆる地域の道端に祀られています。数では一番かもしれません。人気の理由はおそらく,地蔵菩薩が「早世して地獄に落ちた子どもの救い主」と信じられてきた歴史があるためでしょう。経文を読めない一般人にも伝わるよう,卑近な言葉と聞きやすいリズムで仕立てられた「地蔵和讃」と呼ばれる歌のようなもので語り継がれてきたそうです。

「地蔵和讃」はどんなものかと思って読んでみたところ,またおどろきました。子を持つ親ならば,読んだだけで落涙必至です。子がいなくても泣けます。江戸時代から現在まで,社会制度や生活スタイルがどんなに変わっても,子を持つ親の想い,悲しみや喜びはまったく変わらないのだなあと感じ入ってしまいました。

※地蔵和讃(一部抜粋)

これは此の世の事ならず 死出の山路の裾野なる
賽の河原の物語 聞くにつけても哀れなり
二つや三つや四つ五つ 十にも足らぬ幼子が
賽の河原に集まりて 苦しみ受くるぞ悲しけれ

河原に明け暮れ野宿して 西に向いて父恋し
東に向いて母恋し 恋し恋しと泣く声は
この世の声とは事変わり 悲しさ骨身を透すなり

ここに集まる幼子は 小石小石を持ち運び
これにて回向(えこう)の塔を積む
一重(ひとつ)積んでは父のため
二重(ふたつ)積んでは母のため
三重(みっつ)積んでは古里(ふるさと)に
残る兄弟我がためと 礼拝(らいはい)回向ぞしおらしや

暮れに地獄の鬼が来て やれ汝らは何をする
娑婆(しゃば)と思うて甘えるな ここは冥途の旅なるぞ
娑婆に残りし父母は ただ明け暮れに汝らの
形見の着物を見て嘆き 達者な子供を見るにつけ
何故に我が子は死んだかと 酷(むご)や可哀(かなし)や不憫やと
親の涙は汝らの 責め苦を受くる種となる

獄卒金棒振り上げて 積んだる塔を押し崩す
やれ恐ろしと幼子は こけつまろびつ逃げ回る
峰の嵐が聞こえれば 父かと思うて馳せ上がり
谷の流れの音すれば 母かと思うて馳せ下り
石や木の根に躓きて 手足を血潮に染めながら
此の世の親を冥途より 慕い焦がれる不憫さよ

折しも西の谷間より 能化の地蔵大菩薩
動(ゆる)ぎ出てさせ給いつつ 何を嘆くか嬰児(みどりご)よ
今日より後は我をこそ 冥途の親と思うべし
泣く幼子を御衣の 袖や袂に抱き入れて
憐み給うぞありがたや 助け給うぞありがたや

大慈大悲の深きとて 地蔵菩薩に如(し)くは無し
子に先立たれし父母よ 両手を合して願うべし

赤ちゃんの視線の先は

  • 投稿日: 2018年08月24日 著者: 松田 佳尚

よく知られていることですが、赤ちゃんは相手の顔を見るのが大好きです。生後間もない赤ちゃんでは、輪郭をたよりに見ているため、お母さんが髪型を変えたり、眼鏡を外したりすると分からなくなることがあります(※実際は匂いや声を頼りにちゃんと分かっています)。その後、2ヵ月頃から、目や口などにも注意がいくようになり、髪型を変えても認識できるようになります。

実際わが子は、自分の顔のどこを見ているのか、どんな風にみているのか、みなさん気になりますよね。私達は2年程かけて、赤ちゃん学研究センターに来館くださった生後3ヵ月~3歳のお子さん達、約200名を対象に、顔(特に表情)の見方を調査してみました。調査は自動視線計測装置という、赤ちゃんがどこを見ているのかを自動で計測してくれる機器を使いました。『目は心の窓』といいます。赤ちゃんがどこを見ているのか、どれくらい長く見ているのかを調べれば、赤ちゃんの心が分かるのでは。まだモノ言わぬ赤ちゃんの視線の先を探るためには、ン百万円する機器だって導入します。そこで得られた子どもたちの視線の動きを、ご一緒いただいた親御さんへ、お一人お一人フィードバックしているのですが、みなさんが共通して驚かれることがあります。以下、挙げてみました。
例えば、テレビ画面の中に、右と左、別々の顔を表示します。そうすると、
①特に月齢が低い場合、右側の顔ばかり、または左側の顔ばかりを見る。(どちらかに偏っている。見方にその子のクセがある。)
②髪の生え際や、顔の輪郭をよく見る(上で説明した通りです。枠組み効果と言います。)
③生後半年~1歳前の子は、口元を見ることが多い。(ことばの発達と関係あると言われています。)
④同じものばかり見せていると、直ぐに気づいて飽きる。(乳児の飽きっぽさは認知能力の高さとも言われています。)

発達に応じて変化していく視線の動きは、現場の研究者がよく知っている事実です。しかし説明を聞いてくださっているお母さん・お父さん達は、まるでわが子を再発見したように慈しまれていらっしゃる時があり、そのお顔を拝見した瞬間、研究者をしていて良かったと、心から思えます。

翻って、単身赴任生活6年目も近い我が身。関東在住の我が子達は、今この瞬間、一体何を、とも思います。「瓜はめば 子供思ほゆ・・・」の心境です。ですので、来館くださる赤ちゃん達、子ども達を見ることで、少し気持ちが和らぎます。
日本が、世界が、「勝れる宝 子に及かめやも」と思える社会になって欲しい、そのために必要なことは、といつも思っています。

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