赤ちゃん学研究センターでは、仕事が一段落したころ、それぞれがお弁当を持って、食事ルームに集まります。今朝見た芸能ニュース、最近食べた美味しいスィーツ、週末出かけた旅行の話など・・かしましい!がまさにぴったりのランチタイムで、男性陣は食傷気味でしょうか・・毎度、にぎやかに場所を占領してしまって、ちょっと申し訳なく思っています。
食事をしながら、聞かせてもらう話には、毎回のように「へぇ〜」と驚きがあり、長く一緒に仕事だけしていても見えてこなかった仲間のすごいとこ、おちゃめなとこ、なんかが知れて、次の仕事では、前より意見交換が上手くできたりする気がします。
ある日、Yさんが、ご実家で実ったキウイをたくさん持って来てくれました。いつもパソコンの前できびきび働いているYさんが、お休みの日は山の中で自ら収穫されている姿を想像して楽しくなりました。そして、歓声とともにみんな口々に言いたい事言う・・。
「毎朝、欠かさずヨーグルトと食べているから嬉しい」「えぇ〜毎日は飽きる」
「まだ固いから、りんごと一緒に保存して甘くなるのを待って」「それはなんだかりんごがかわいそ〜」「なんでかわからんけど、りんごの何かが働いているのは確か」「じゃあ固いアボカドも同じように美味しくなるかな?」 一同「・・・わからん?・・・」
日常のテキトーな会話を書いてしまってすみません。・・で調べました。
りんごに多く含まれるエチレンガスは、野菜や果物の成長を早める働きがあり、固いキウイもアボカドも、りんごと一緒にビニール袋に入れて保存すると追熟が進み美味しくなるそうです。なので、葉物野菜は、かえって一緒に保存するのは老化を早めるので×、ジャガイモの芽がでるのを遅らせる働きもあるそうです。私がいただいて帰った3つのキウイは大きめ王林ひとつとビニール袋に入れて、常温で1週間、甘いデザートとしていただきました。
平成30年の最後に、とりとめのない「つぶやき」におつきあいくださりありがとうございました。
皆様、どうぞおすこやかに、新年をお迎えください。
「たぬきがほしい」と友人が言うので、春の信楽陶器市へ出かけました。
木津川の景観を満喫しながらのドライブは新緑が眩しく、藤がそこここに美しく薄紫色をさしています。途中にある和束町で、整えられた水田や茶畑を眺めながら新茶の試飲などして、1時間ほどで信楽に到着。早速、大小、すごい数のたぬきが出迎えてくれました。
友人の家は見事にバラを咲かせるお庭がある洋風で、「たぬきは似合わへんと思うけどなんで?」と私が聞くと、ひとこと「お金持ちになりたいから!」・・いつも天然キャラを発揮する彼女が大まじめにそう答えても、長い付き合いの私は驚くことなく、観念してお気に入り探しを一緒に始めました。
よく見ると、最近のたぬきは、性別、表情もそれぞれ違い、趣味?も様々なようで、お決まりの徳利じゃなく、サッカーボール、野球ボールを持つ子、カエル、フクロウを侍らす子もいます。ただ、昔からの姿かたちは、「八相縁起」と呼ばれる縁起を表していて、笠は思いがけない災難をさけるための準備、大きな目で周囲を見て気を配り、たっぷりのお腹は冷静さと大胆さを表現、徳利や通い帳は人徳や信用を身につけているあかしだそうです。それに金袋をさげた「他をぬく」たぬきさん・・・全く興味がなかった私も、雰囲気にのまれ、だんだん欲しくなり、とうとう1匹の小だぬきと目が合い・・玄関先でにっこり「おかえり」と出迎えてくれるうちの子になりました。
会場スタッフの皆さんは人当たりよく、「ご利益ありますか?」という友人の直球を「わしらの顔見たらわかるやろ?」と笑顔でかわし、時間をかけて探す私たちに嫌な顔もせずにつき合ってくれました。もちろん、たぬき以外にもたくさんの信楽焼が並び、値段交渉やオークションも楽しく、出店のご当地名物、手打ちそばやしいたけカツカレーも美味しかったです。春と秋、気候の良い時期に開催される信楽陶器市、たぬきのご利益はこれからに期待するとして、おすすめです。
みなさんにもそれぞれ、高価でも欲しいものってありますよね。
前回のつぶやきには、4万円!のDVDを買いたいって加藤さん・・。
私のそれは、もっとささやかですが、夏の終わり頃に旬を迎える「すだち」です。
義父母は徳島県出身、徳島県民にとって、ゆずやかぼすに勝るとも劣らない柑橘がすだちだそうで、・・小さな頃から慣れ親しんできた家族は大好物!私も影響されて、スーパーに並び始めると常に値段を確認しています。一つ100円をきれば、思い切ってかごに入れたい・・8月になると、ずっと安く手に入るのですが、それまで待てず、この時期、我が家にとって、すだちは「緑の宝石」です。
新鮮ななすびを丁寧に細切りにし塩をあてて10分ほど、あとは水気をしっかり絞っただけ、すだちとお醤油でいただく「なすの塩もみ」は、秋口までひんぱんに食卓に上ります。焼き魚、お刺身、おひたし、酢の物、漬け物にも、小さな緑の果実を半分に切ったとたん、キッチンがさわやかな香りにつつまれます。
昨年初めて、すだちの苗を庭先に植え、冬の間中、枯れないように見守っていた夫が、すっかりその存在を忘れていた私に、「花が咲いた!」と嬉しそうに知らせてくれましたが、
先週末には、大きな青虫発見。それも自然の摂理?(ほんとはこわい・・)とほおっておいたら、彼が血相をかえて退治していました。さてさて今夏、実はなるでしょうか?
昨日、近所のスーパーでは小さなものがまだ一つ198円・・手が出ませんでした。
9月より、ここ同志社大学赤ちゃん学研究センターで、「おかあさん、おとうさんのためのサイエンスカフェ」を始めました。
赤ちゃん学を出発点とした科学に、子育て中のお母さん、お父さんにふれていただく機会をつくりたいという思いから実現したこのイベントに、初回は12組、2回めは11組の皆さまがお子さまと一緒に参加してくださいました。
まだ抱っこの赤ちゃんから4歳のお兄ちゃんまで集まってくれて、講義は2時間という長丁場、みんな大丈夫かなと心配でしたが、お母さんから少し離れたスペースに、ひとり、またひとり、おもちゃをめがけてやってきます。遊び相手の私は、赤ちゃんを抱っこしながら、しばらくして、そろそろ飽きてきた子どもたちが気になります。
赤ちゃん用のおもちゃもすっかり遊び尽くした様子の4歳のとしくんに、気分転換になるかなと思い、「他にもおもちゃがあるから、1階の部屋へ一緒に行って運んでくれる?」と声をかけてみました。少し考えた後、「手伝ってあげたいねんけどな、僕、今日、お母さんと約束してん。」「お母さんが勉強している間は、いい子で待ってるって。」と答えてくれたとしくんの困り顔がなんとも愛らしく、そういえば自分より小さなお友だちに積み木を貸してあげたり、赤ちゃんがお気に入りの恐竜をなめてもガマンしていた姿を思い出し、彼は今日、自分の使命を果たすべく、ずっと頑張っていたんだと、思わずホロリとさせられました。小さな協力者みんなのおかげで、なごやかにサイエンスカフェは閉店しました。
次回のサイエンスカフェは10月1日(土)13時30分〜 みなさまのご来店をお待ちしています。