日頃あまり口うるさく言わない(と自分では思っている)私ですが、
今週は中高生の子どもたちがテスト期間中。
日中は部活がないのをいいことに日頃撮りためたドラマ等を見て息抜き…
食後はスマホやタブレットを見て息抜き…
なかなか勉強へのエンジンがかからずに、夜ふかしして朝なかなか起きられない生活を見ていて口を出さずにはいられず…
私「そろそろ勉強したら?」
長女「あのさあ、親が子供に勉強しなさいというと勉強時間が減るらしいで。」
あーそうですか!
私「明日テストやで」
次女「わかってる。」
わかってるってなによー!
こんな会話をするなんて、小さい頃は思っていなかったなあ。
早くこの子たちと話せたら楽しいだろうなと夢見たあの頃…
と腹は立ちつつ、子供の成長を感じる毎日です。
思い返せば15年前、住んでいた家の近くには公園もなく、主人も単身赴任だったため、小さな子供との生活は孤独で、今日は誰とも喋ってない…!と気付く日もありました。
やっと外で遊べるようになった歩き始めの長女とよちよち散歩がてら見つけた小さな公園に通う内に、同じ年頃の子供連れの親子と毎日顔を合わせるようになり、一緒に遊んだり、悩みを相談したりしてとても楽しい時間を過ごすことができました。
その後、それぞれ引っ越したりばらばらになりましたが、今でも年に一度は必ず会い、キャンプへ行ったり、ママたちだけの食事会をしたりの長い付き合いが続いています。
学校や部活でどんどん忙しくなる子供たちはさておき、ずっと念願だったママだけのお泊り会を今年の夏休みに決行しました。温泉へ一泊し、翌日はホテルでランチ。おいしい食事と温泉とおしゃべりであっという間の楽しい2日間でした。
話の内容も、子どもの話から自分たちの近況報告へと毎年どんどん進化していて刺激的!ご飯の心配もいらず、温泉につかり女子トーク。あー極楽。
毎年の恒例行事にしようと約束し、家路につきました。
9月より、ここ同志社大学赤ちゃん学研究センターで、「おかあさん、おとうさんのためのサイエンスカフェ」を始めました。
赤ちゃん学を出発点とした科学に、子育て中のお母さん、お父さんにふれていただく機会をつくりたいという思いから実現したこのイベントに、初回は12組、2回めは11組の皆さまがお子さまと一緒に参加してくださいました。
まだ抱っこの赤ちゃんから4歳のお兄ちゃんまで集まってくれて、講義は2時間という長丁場、みんな大丈夫かなと心配でしたが、お母さんから少し離れたスペースに、ひとり、またひとり、おもちゃをめがけてやってきます。遊び相手の私は、赤ちゃんを抱っこしながら、しばらくして、そろそろ飽きてきた子どもたちが気になります。
赤ちゃん用のおもちゃもすっかり遊び尽くした様子の4歳のとしくんに、気分転換になるかなと思い、「他にもおもちゃがあるから、1階の部屋へ一緒に行って運んでくれる?」と声をかけてみました。少し考えた後、「手伝ってあげたいねんけどな、僕、今日、お母さんと約束してん。」「お母さんが勉強している間は、いい子で待ってるって。」と答えてくれたとしくんの困り顔がなんとも愛らしく、そういえば自分より小さなお友だちに積み木を貸してあげたり、赤ちゃんがお気に入りの恐竜をなめてもガマンしていた姿を思い出し、彼は今日、自分の使命を果たすべく、ずっと頑張っていたんだと、思わずホロリとさせられました。小さな協力者みんなのおかげで、なごやかにサイエンスカフェは閉店しました。
次回のサイエンスカフェは10月1日(土)13時30分〜 みなさまのご来店をお待ちしています。
4月にこちらに赴任してから早5ヶ月、あっという間に一年の約半分が過ぎようとしていて、少しビックリする今日この頃。
木津川に来て初めての夏は、いままで体験したことのない暑さにおののきつつも、なんとか夏バテすることもなく過ぎていった。無事に夜涼しさを楽しめる頃を迎え、虫のコロコロと鳴く声もここちよい。
我が家には8歳から2歳まで4人の子供達がいて、毎日を楽しく彩ってくれる。子供達を眺めていると、それぞれがその時感じたことをすぐに思いっきりぶつけ合っていて、楽しい時は嬉しくなって踊りだしたり歌い出したり。悲しいときや、不満を感じたときは、たたきあったり蹴りあったり、ののしりあったりの大げんか。
もともと自分も4人兄弟(姉2人と妹1人)なので、騒がしい中でも自分の心を落ち着けるのには、慣れている方なのかな、と勝手におもっている。親として少し高いところから眺めているつもりなのに、ついつい子供の感情に巻き込まれてしまうこともしばしば。まあ、大分減ってきていると思うけど、人間なので仕方がないかぁ、と、思いつつ、寛容なこころを高めていきたいなぁ、とも感じつつ。
この夏、せっかくなので本州の海に行ってみようと考えた。舞鶴?和歌山?三重?なんと、木津川からではどこも遠い。。遠さを感じて腰が重くなるのをなんとか振り切り、娘の友達親子と共に三重の津の海に行くことに。
海につかってみると、、、!!!なんと暖かいことか!!温水プール!?とおもってしまうほど。北海道では、真夏でも心臓破りの冷たさを当たり前だとおもっていたので、本州の海はあったかいんだなぁ〜!!!と、しみじみと嬉しくなったのでした。子供達はというと、海の暖かさなんぞ気づいてすらおらず、ひたすら大はしゃぎ。海のように広大なところでは、喧嘩をする理由もみあたらないのかなぁ。大自然のふところの深さに感謝しつつ、家路に着きました。
シン・ゴジラの話も書いても良いかなと思ったのですが、もうすでに色んな人が語っているようなので、、、
先日書いた『聲の形』ですが、映画の公開が刻一刻と近づいています。
文部科学省がこの映画とタイアップして、小、中,高、特別支援学校にポスターを配布するほか、特設サイトも作成します。
文科省としては、いじめ・自殺防止、特別支援への理解、インクルーシブ教育システムの構築という施策と合致するからなんだそうです。
多くの人の目に触れるのが単純に嬉しいのと、このような動きを実現するために一生懸命努力をした人がいたのだということもまた嬉しいです。それほどこの作品には人の心を動かす力があります。
そういえば、ネットの何処かで、この聲の形(たしか読みきり版)を文科省のどこかの委員会で委員の方が参考資料として提出したという記事を読んだことを思い出します。そうかと思って文科省のサイトに行って議事録を読んだところ(議事録とかってみんな公開されてるんですね)、ほんとにそういうことがあったのをみて、しかもその方が、たしか聾唖協会の関係者の方で、そういう当事者にごく近い方が、この漫画を評価していることをしり、本当に感動しました。
世の中嫌なニュースもたくさんあります。でも良いものが、人々の善意によって広がっていく様を見られると、まだまだ日本も捨てたものじゃないですね。
若干19歳でこの作品の原型を作り、周りの妨害や援助をうけて連載版を書き上げたこの作家は、そのメッセージだけでなく、プロットの立て方、構成、細部への気配りが信じられないほどに芸術的です。これは漫画でしか味わえないものですから、よかったら一度読んでみてください。