小西先生がやってくると、まず一声、「あっぢ~!」
はい、暑いです、夏ですから。
にしても、暑い、とか、寒い、とかってなぜか口に出してしまう。
言ったところで変わらないんだけどね、とため息をつきながら。
これは、私ひとりが暑いんじゃないよね?という確認でもあり、
あなたも暑いなら、そこんとこで仲間だね、
と安心する材料なのかもしれない。
で、暑い暑いと言っているうちは、その中でどっぷりと、
実は“暑い”に甘えて安心しているところもある。
とりあえず暑いときは無理しないでおこうよ、とか、
夏のうちはしょうがないよね、とか。
でもふと、仕事が終わって外に出てみたら、
なにげに湿度の低い風が吹きすぎていき、
草むらの中からコロコロと虫の音が聞こえてきたり、
明けがた、薄手のタオルケットを引き寄せていたり、
朝の陽ざしが少しまるみを帯びてきたような気がしてくると、
ちょっとどきっとする。
夏、終わる?
気がつけば9月がそこに…。
“暑い”も“夏”も得意な方ではなかったはずなのに、
この焦るような、せつないような、さみしいような、
心の下の方がふるふると揺れるような落ち着きの悪さは
なんなんだろう?
もう“暑い”に甘えられなくなる。
もう今年の3分の2が終わってしまう。
そして…次の区切りは、
もう年末になってしまうのである…。
残された4ヶ月を、まだ少し“暑い”の言い訳ができる地点から
そぉっとのぞいてみると、
“寒い”が沈んでいるところまでは透き通っている。
その言い訳のできない、しばらくの時間を
これからそれぞれに、もくもくと、あるいはちゃくちゃくと、
進んでいかなければならないのかな…。
そうしたことのささやかな覚悟がかたまるまで、
ふるふると心は揺れてしまうのだろう。
なんてことを、ひぐらしの鳴く声に聞き入りながら思った
夏の終わり。
とはいえ、おいしい季節の始まりです!
うだるような暑さから逃れるべく、長野県蓼科に行ってきました。
一日目は ロープウェイで駒ヶ岳へ。見晴らしも良く,景色は良かったのですが、
蟻のような虫の凄いこと!
ゆっくり腰掛けて景色を楽しもうとしても、ムシ(無視)できないほどのムシ(虫)の大群です。
二日目はビーナスラインをドライブして美ヶ原高原へ。
標高2000メートルの山腹にのどかに牧草を食べている牛たちを見ながら、王ヶ頭まで
トレッキングです。帰り道は,高山植物がたくさん咲いている山道を歩き、自然の力に癒やされました。
でも、約4時間の行程で,足はパンパン,腕や首も日焼けでヒリヒリ、悲しいかな、年々、体力の衰えを感じます。
3日目は、車山高原のリフトに乗って山頂へ。
360度パノラマで、八ヶ岳連峰、雲の合間に見える富士山, 広がる湿原、高原風景、いいですよね、日本の自然って、、という気持ちになりました。
そして、東山魁夷氏が描いた御射鹿池に立ち寄って,暑~い暑~い関西に帰ってきました。
朝の日課に、メダカのエサやりが加わって数ヶ月‥。
元々は好きな生き物の一つで以前にも大事に飼育していた時期があったが、その時はあっけなく食物連鎖の流れに泪を呑んだ。
さて‥今夏のメダカ達は高温注意報発令中にズクズク泥まみれで探し回り捕らえてきているから愛しさも一入、まさに我が子の域か!
毎朝、出かけに、『行ってらっしゃい』と整列して見送ってくれるメダカ達。
ご挨拶は静かに水面に近づく‥のが基本だが、つい慌ただしい朝の勢いのまま、水面を覗いてしまう。いきなりパッと陰を作ると、サッと水奥に隠れてしまう。そんな時は、再会できるまで待つ。この時バタバタ時計は止めよう。しばらくすると‥ゆうらり浮かび上がって来てくれる。眺めているだけで、ほわぁ〜とココロほぐれる。
この瞬間のために、せっせと新しい水を作りつづける夏の日。
最高の水質を目指して日々の水加減にも工夫を忘れない。
別に趣味という訳ではありませんが、たまーーーーーに料理します。大概、かみさんいないときですが。たまにやると(たまにやるから)なかなか楽しいもんですな。
1枚目の写真は鯛をもらいまして、鯛飯食べたいと思ったらやる気スイッチはいりました。ご近所さんがくれた銀杏もいれてみました。炊き具合、おこげもgood ! と喜びもつかの間、銀杏焦げてた(写真中央下)。重箱につめてにゴマと生姜をパラパラして、雰囲気だけは料亭だぜ。
2枚目の写真は今年の正月。子供が受験前だったので、ちょっと正月気分にしてみようと思ってやる気スイッチ・オン。京風の雑煮。蛤買って京人参を使って彩よく仕上げました。
3枚目の写真。テレビでチゲ鍋やってまして、子供からあんなの食べたいとのリクエストがあり、スイッチ・オン。出来合いのスープは許せないので、唐辛子から挑戦。アッという間に焦げましたが、なんとか最後は食えるものになりました。
4, 5枚目。子供らと留守番中。串カツ屋行きたかったけど、育ちざかりと一緒ではサイフが気になって。じゃあ作るか、ということでしぶしぶスイッチ。買い物中、スタッフの西さんに会う。ちょっと立ち話。「主婦」みたいだ ! 少し感動。食材を選らんでいるうちに本気モード。楊枝が2本刺してあるのは、豚バラと大葉を一緒に丸めたアイデアの一品です。揚げる温度が難しく、衣が落ちたり、思うようにはいきません。子供よ、アスパラガスやしし唐はお店で出るのは全然違うんだよ(お父さんだけは知っている)