10月28日(土)に「赤ちゃん学フェスティバル2017」を開催しました。台風接近中というあいにくの天気でしたが,子どもたちやそのご家族の方々、プレパパ、プレママ、研究にご興味のある方々が、近くから、遠くから、約150名もお越しくださり、大いに盛り上がりました。
赤ちゃん学研究センターは文部科学省共同利用・共同研究拠点「赤ちゃん学研究拠点」に認定され2年目となりましたが、寄付プロジェクトのころからあわせれば、この10月で10年目となり、これまで研究にご協力いただいた皆様に今のセンターの様子をご報告させていただく、そしてこれからご協力いただく皆さまには、より身近に感じていただくことを目指して、今回のフェスティバルを企画いたしました。
はじめに、センター長の小西先生から挨拶があり、加藤先生から研究内容や調査の様子などについての講演、研究者8名の研究ポスター掲示などでセンターの活動を紹介させていただきました。そのあと、それぞれ希望いただいた赤ちゃん調査の体験イベントや、ジャグリングや人形劇、スタンプラリー、段ボール迷路等を楽しんでいただきました。「里山きゃんぱす」で子どもたちと農作業活動をされている経済学部の岸先生とゼミ生の方々が準備してくださったコーナーで、少し大きな子どもたちが真剣に遊ぶ姿も印象的でした。
初めての試みで、私たちスタッフ一同、ドキドキしながら準備してまいりましたが、たくさんの方々にお越しいただけたこと、そして楽しかったとのお声をいただいたことを何より嬉しく思っております。
ご来場いただいた皆様、宣伝用のチラシやポスター配布に快くご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
9月9日(土)に赤ちゃん学カフェ[赤ちゃんの耳で聴く]を開催いたしました。
今回は、大人はたくさんの人の会話や街中の騒音の中でも、自分に関係する音だけを選んで聴き取ることが自然にできるけれど、赤ちゃんにはそれができず幅広い音を選ばずにそのまま聴いてしまっているということ。
だから、赤ちゃんにとって、いろいろな音の中から「必要な」音だけ聴くということは、とても難しいことだとお話しいただきました。
私たち大人とは違う、赤ちゃんにとっての聴こえがわかれば、赤ちゃんにとっての「音の風景」も想像できるかもしれませんね。
大人の人にもそれを想像してもらおうと、目を閉じて音の遠景・近景を絵に描いてもらいました。あらためて、身の回りに多様な音があることに気づいてもらえたようです。
最後に、おうちでもあらためて耳を澄まして、「音のお片付け」(余分な音を減らしたり、吸音性のある柔らかいものを置いたり)、ちょっとしたアクセントになる「音の飾り」を工夫してみては、という提案がありました。
ご参加いただいた方からは、家でもすぐにできそう、家の中の音環境を心地よいものにしたい、という感想をいただきました。
私達も次回からは、音環境にも気にしながら準備を整え皆さまをお迎えしたいと改めて思いました。
今後ともよろしくお願いいたします。
5月27日(土) はれ☀
同志社大学学研都市キャンパスは、建物の前に庭が広がっていて、こんなさわやかな日には、新緑が眩しくそよぐ中をお越しいただくことができます。
37組82名という赤ちゃん学カフェ始まって以来のたくさんのみなさまにご参加いただき、ありがとうございました。マイクの準備を忘れたために、お話が聞きづらく、ご参加くださったみなさまにはあらためてお詫び申し上げます。そんな中でも小西先生の問いかけに、お母さん方がお応えくださって、赤ちゃんや子どもたちもこちらの心配を察してくれているかのように、ここポイント!というところでは静かにしてくれて、今回もみなさまに助けていただいて、無事に講座を終えることができました。
ティータイムにお出ししたハーブティーは大好評! 同志社大学経済学部の岸先生が、生駒市高山町で里山保全活動を行なっておられ、そこで無農薬栽培されたオレガノを、当日の朝、スタッフが摘んで準備しました。岸先生がアイスオレガノティーやカモミールも差し入れてくださって、私たちも後でとてもおいしくいただきました。学内、学外の先生方もお集りいただきご協力くださったこと、小西先生、スタッフ一同、とてもうれしく思いました。
小西かおり
3月11日(土)におかあさん・おとうさんのための赤ちゃん学カフェ『世界を知るための「こころ」と「からだ」』を開催いたしました。
今回のお話は赤ちゃんの感覚・知覚・運動の発達についてお話しいただきました。赤ちゃんは胎児のころから運動を始めており、生まれてから自身で運動することによってさらに知覚が発達することを示した研究を説明してくださいました。また私たちの見ている世界はこころに影響されていることを、いろいろな事例を見せていたきながら、赤ちゃんが成長の過程でこころとからだがどのように関係しながら発達していくのかついてもお話しいただきました。
最後に左右が逆に見える「逆さ眼鏡」を参加者の皆さまにかけていただき、知覚ー運動の協応がうまくできなくなる世界を体験していただきました。逆さ眼鏡をかけて、目の前の物を取るという試みでしたが、今自分には逆に見えているから・・・と考えながら手を伸ばすと取れるには取れるけど、考えてる分時間はかかるし動きもぎこちないなど、参加者の皆さんはいつもと違う感覚に戸惑っている様子でした。
セミナーが終わった後には、おとなしく待っていてくれたお子様たちへのお楽しみとして、めいろ遊びをしました。少しの時間でしたがおとうさん、おかあさんも一緒に楽しく遊んでいただきました。
今回もたくさんの方にご参加いただいて、楽しい時間を過ごすことができました。