第14回赤ちゃん学コロキウムを開催します!
開催日時: 2023年7月15日(土)13:00~15:00
参加方法: Zoom(ネット環境にあるPCもしくはスマホが必要)
参加申し込みはこちらよりお願いします。
(申し込み締切:7月15日(土)11:00)
7月12日(水)よりお申し込み順で、ZoomのURL等、参加方法に関するメールをお送りいたします。参加詳細メールの送信状況は、赤ちゃん学研究センターの公式Twitterからもご確認いただけます。
『実行機能の発達』
― 森口 佑介 先生(京都大学大学院文学研究科 准教授)
実行機能は、目標のために行動や思考をコントロールする力のことを指し、子どもの将来に重要な役割を果たすことが知られています。実行機能は幼児期から青年期にかけて発達しますが、どのように発達するかは十分に明らかになっていません。
本講演では実行機能の発達に及ぼす遺伝的・社会環境的要因の影響に関する講演者らの研究を紹介し、実行機能の発達をいかに支援するかについても考えていきたいと思います。
『「まとまってきたね!」の基盤にあったもの』
― 西山 剛司 先生(SCERTS研究会、大学・保育士養成校等の非常勤講師、公認心理師、
臨床発達心理士SV、学校心理士SV、ガイダンスカウンセラーSV)
養護学校(特別支援学校)で教員として働いていたとき、同僚と「あの子、まとまってきたよね」と言うことがしばしばありました。知的障害や発達障害のある子どもの行動が大人から見て「了解可能なもの」に成ってきたのです。言い換えれば「子どもの実行機能」が育ってきたのだと言うことができます。
そのときに、どのような支援や指導をし、その結果子どもの何が変わってきたのかを、経験の中からお話をしたいと思います。
■ファシリテーター:嶋田容子(同志社大学 赤ちゃん学研究センター)
参加無料、途中入退場可能。大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、どなたでもお気兼ねなくご参加ください!
第12回赤ちゃん学コロキウムを開催します。
【テーマ】「赤ちゃんの目からみる〜シリーズ⑤〜」
◆【日時】2022年11月19日(土)13:00-15:00
◆【参加方法】Zoom参加(ネット環境にあるPCもしくはスマホが必要)
申込フォームより参加受付
11月16日よりお申し込み順で随時参加方法についての詳細をお知らせします。
参加詳細メール送信状況は赤ちゃん学研究センターの公式Twitterからご確認いただけます。
◆【申込締切】11月19日(土)11時までに申し込みフォームよりお申込みください。
お申込みには「氏名・所属・メールアドレス」が必要です。
◆【概要】
第12回赤ちゃん学コロキウムでは,笠間浩幸先生と小谷卓也先生をお招きし,「砂・土の遊びと科学とアート」をテーマとしてお話いただきます。
遊び研究の第一人者であり,全国各地で大規模な砂場ワークショップを展開する笠間浩幸先生と,子どもにとっての「かがく遊び」の研究と実践の領域を切り拓き,幼・小ほか地域の施設でも「かがく遊び」を実践・指導する小谷卓也先生から,「砂・土のかがく遊び」を中心にお話いただきます。乳幼児期の遊びにおける科学とはアートとは,足場かけとは…科学的視点と豊富な実践を踏まえたお二人の議論は非常に刺激的です。ぜひご参加ください。
砂遊びは乳幼児の大好きな遊びです。また、楽しみながら子どもの様々な力を自然に引き出す力を持っています。でも、子どもはなぜ砂遊びが好きなのでしょう。また成長に応じて砂遊びはどんなふうに発展していくのでしょう。このことを、6年半にわたるビデオ映像の一部を観ながら、ありきたりと思われる遊びの中に潜む色々な子どもの発達の姿や、大人の果たすべき役割、環境整備の課題等について一緒に考えたいと思います。
小谷卓也先生(大阪大谷大学 教育学部 教授)
乳幼児は「教えられる存在」か、「自ら学ぶ存在」か、という問いに対し、近年の発達研究は、「知識」を教えられる存在から、環境に積極的に関わり自ら知識を構成する存在という乳幼児観を提唱しました。
本講座では、この乳幼児観の立場に立ち、「物」と「現象」に関わる遊びの1つとしての「かがく遊び」の理論と実践を紹介します。教科学習とのつながりも念頭に置き、「かがく遊び」の意義や重要性を議論したいと思います。
★ファシリテーター:嶋田容子(同志社大学 赤ちゃん学研究センター)
参加無料、途中入退場可能。大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、
どなたでもお気兼ねなくご参加ください。
◆【テーマ】「赤ちゃんの目からみる〜シリーズ④〜」
◆【日時】2022年8月27日(土)13:00-15:00
◆【参加方法】Zoom参加(ネット環境にあるPCもしくはスマホが必要)
申し込みフォームより参加受付
8月23日よりお申し込み順で随時参加方法についての詳細をお知らせします。
参加詳細メール送信状況は赤ちゃん学研究センターの公式Twitterからご確認いただけます。
◆【申込締切】8月27日(土)11時までに申し込みフォームよりお申込みください。
お申込みには「氏名・所属・メールアドレス」が必要です。
◆【概要】昨年度に引き続き、「赤ちゃんの目からみる」に焦点を当て、テーマを共有する研究者と実践者・臨床家をお招きし、それぞれの研究や活動をベースに赤ちゃん学研究とその実践応用について議論します。
赤ちゃん学研究センター/ロンドン大学
北陸先端科学技術大学院大学/大阪大学
※ファシリテーター:嶋田容子(同志社大学 赤ちゃん学研究センター)
参加無料、途中入退場可能。大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、
どなたでもお気兼ねなくご参加ください。
◆【テーマ】「赤ちゃんの目からみる〜シリーズ③〜」
◆【日時】2022年2月19日(土)13:00-15:00
◆【参加方法】Zoom参加(ネット環境にあるPCもしくはスマホが必要)
申し込みフォームより参加受付→ https://forms.office.com/r/APc4TE2gVb
2月16日よりお申し込み順で随時参加方法についての詳細をお知らせします。
参加詳細メール送信状況は赤ちゃん学研究センターの公式Twitterからご確認いただけます。
◆【申込締切】2月19日(土)11時までに申し込みフォームよりお申込みください。
お申込みには「氏名・所属・メールアドレス」が必要です。
◆【概要】今年度は、「赤ちゃんの目からみる」に焦点を当て、その分野や活躍する研究者をお招きし、それぞれの研究をベースに赤ちゃん研究の手法について議論します。
東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 理学療法科学域 准教授
赤ちゃんは、胎児期のかなり早い段階から身体を「自発的」に動かし、その運動を感じています。自発的とは自らがすすんで行うことを指し、赤ちゃんが能動的に動き、遊び、環境や他者に働きかけることによって、その経験はより良い発達のための大切なエネルギーになります。私は理学療法士として、新生児・乳児がみせる自発運動の不思議さと、その後の発達における重要性に興味を惹かれ、研究してきました。本講座では、多くの先行研究から示されている知見、自身の研究によって検討した知見に基づき、ヒト発達初期における自発運動がもつ発達への役割についてお話ししたいと思います。
姫路赤十字病院 リハビリテーション科 リハビリテーション技術第一課長
早産児は,在胎週数が短いと筋緊張が低い状態で生まれるため、重力に打ち勝つことができずに、安定した姿勢を保持することが難しい場合があります。すると本来行える自発運動が行いにくくなり、感覚運動経験も少なくなるため、その後の発達が心配されることがあります。しかし現在では,早産児をケアしているNICUにおいて、早産児の自発運動や感覚運動経験を増やすために姿勢を調整するポジショニングなどをはじめとするディベロップメンタルケア(発達を促すケア)が行われています。今回、当院で行っている早産児に対するディベロップメンタルケアとその後の発達フォローアップについてお話ししたいと思います。
※ファシリテーター:嶋田容子(同志社大学 赤ちゃん学研究センター)
参加無料、途中入退場可能。大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、
どなたでもお気兼ねなくご参加ください。