この度、当センターの外国人特別研究員だったMoritz Koesterと板倉センター長の共著論文がEvolution and Human Behavior誌に掲載されました。
【タイトル】
Parental teaching behavior in diverse cultural contexts
【著者】
Koester, M., Torrens, M.G., Kartner, J., Itakura, S., Cavalcante, L., Kanngiesser, P.
【掲載誌】
Evolution and Human Behavior
詳細はこちらからどうぞ
【概要】
人間は、他のいかなる種とも異なり、文化的な知識、技能、習慣によって、世界中の多様な環境に適応してきました。発達初期の子ども期には、親と子の相互作用は文化的学習において中心的な役割を果たしますが、教育を構成するものについての論争は、文化を越えた親の教育における多様性と類似性の系統的評価を妨げてきた。本研究は、人間の文化的多様性のための個体発生的基礎を築く、子供の初期学習経験の文化的地図を提供するものです。
赤ちゃん学研究センターの板倉センター長が大会長を務める、日本発達神経科学会第11回学術集会が下記の日程で開催されます。
大会テーマを「社会性発達の神経基盤を探る」として、基調講演はトロント大学のKang Lee 教授、教育講演は浜松医科大学の千住淳教授をお招きしております。またシンポジウムは、実行機能の神経基盤、モラルの神経基盤、視線コミュニケーションの神経基盤の3つを予定しております。皆様とともに、社会性の発達について、神経基盤をベースに討論できれば望外の喜びです。ご興味のある方は、下記URLより参加登録をお願いいたします。
ポスター発表も受付け中です。(ポスター抄録の締め切りは10月26日)
皆さまのご参加をお待ちしております。
◆日時:2022年11月26日(土)10-18時、11月27日(日)10-17時
◆開催形式:オンライン
詳細は学術大会ホームページをご覧ください。
https://confit.atlas.jp/jsdn2022
本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
運営事務局:同志社大学赤ちゃん学研究センター
Email:jsdn2022@akachan.doshisha.ac.jp
この度、板倉センター長がCREST(科学技術振興機構)主催の中間報告シンポジウム~共生インタラクション研究が創る新しい未来社会デザイン~に登壇いたしました。
「ロボットとの触れ合いがもたらす未来」というテーマでATR(国際電気通信基礎技術研究所)の塩見昌裕先生の研究をベースに塩見先生と対談いたしました。
詳細はこちらをご覧ください。
この度、赤ちゃん学研究センターの山口将典研究員の論文がCognitive Development誌に掲載されました。
【タイトル】
Individual differences in children’s anthropomorphic tendencies to their special objects
【著者】
MasanoriYamaguchi、MengXianwei、MikakoIshibashi、YusukeMoriguchi、HisashiMitsuishi、ShojiItakura
【掲載誌】
Cognitive Development
論文はこちらからご覧ください。
2022年9月18日まではオンラインで全文公開しています。
【概要】
この研究では55組の親子にご協力いただき,ぬいぐるみに対して心を感じるのか,そうした傾向はどのように発達するのかを調べました。その結果,見知らぬぬいぐるみよりも,普段遊びで使っているぬいぐるみに対してより心を感じやすいこと,さらに親がぬいぐるみの心に言及することが多いと,その子どももぬいぐるみに心があると感じやすいことがわかりました。この結果は,子どもが養育者との何気ない日常的な会話からさまざまなことを学んでいることを示唆しています。