当センターの計画共同研究で実施された研究の論文がJournal of Experimental Child Psychologyに掲載されました。
【タイトル】
The development of Mooney face perception in 6- to 11-month-old infants
【著者】
Yamanaka, N., Otsuka, Y., Kato, M., Shirai, N.
【掲載誌】
Journal of Experimental Child Psychology
【概要】
Mooney顔(目や口などを省いて影と明るい部分だけを白黒2色で表現した顔画像)を、6-11ヶ月の赤ちゃんがどの程度認識できるのかを調べた研究です。実験の結果、赤ちゃんは特徴が少し消された程度のMooney顔なら、それが「顔」だと認識して正しい向きを好んで見ることがわかりました。ただし、特徴がより多く消されると認識が難しくなることから、この年齢での顔認識能力はまだ発達途中だと考えられます。
この知見は赤ちゃん向けの視覚教材の開発などに活かせる可能性があります。例えば、乳児が快適に認識できる「顔らしさ」の程度がわかれば、より効果的な絵本やおもちゃのデザインに応用できるかもしれません。
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