この度、赤ちゃん学研究センター 孟助教の本が出版されました。
【題名】「教える赤ちゃん・察する赤ちゃん」~他者を理解し働きかけるこころの発達と起源~
【内容】文化の伝達は誰かから「教わる」とともに誰かに「教える」ことによって初めて可能になる。乳児が「有能な教わり手」であることは先行研究で示されているが「教える」という行為はいつ始まるのか。発達的起源に迫る。
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この度、板倉センター長の共著論文がInfant and Child Development に掲載されました。
【タイトル】
Examining the social influence of reputation for partner productivity level on the collaborative task performance of young children
邦題:協働課題における年少児のパフォーマンスに与えるパートナーの生産性の社会的影響の検討
【著者】
Hamamoto, H., Mizobata, R., Ishikawa, M.,& Itakura, S.
【掲載誌】
Infant and Child Deveopment
論文はこちらからご覧ください。
【概要】
年少児は、パートナーが高い生産性を持つ人物以外では、社会的な手抜きが生起することが示されました。また、相関分析によって、スティッカーを並べるという課題で、年少児のパフォーマンスは自分のパートナーのパフォーマンスレベルを反映することがわかりました。
【第7回赤ちゃん学コロキウム】を開催いたします。
◆【テーマ】子どもの社会 〜上下関係のはじまりと影響〜
◆【日時】2020年12月20日(日)13:00-15:00
◆【参加方法】Zoom参加(ネット環境にあるPCもしくはスマホが必要)
12月20日(日)9時までに申し込みフォームよりお申込みください。
◆【申込締切】12月20日(日)
◆【概要】上下関係は集団の安定や効果的な社会学習に役立ちつつも、資源の不平等分配やいじめなどの問題につながる場合もあります。大人だけではなく、子どもも自分と他者や他者同士の上下関係を判断したうえで社会生活を送っていますが、そもそも私たちはいつから・どのように上下関係を評価しているのだろうか?そして上下関係は子どもの社会生活にどのような影響を及ぼしているだろうか?本コロキウムでは、乳幼児期と学齢期の実証的知見に基づいて上下関係の発達と影響について議論します。
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この度、石川光彦さんおよびロンドン大学・バークベック校と板倉センター長との共著論文が、Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performanceに掲載されました。
【タイトル】
Affective priming enhances gaze cueing effect.
邦題:情動的なプライミングは視線手がかり効果を強化する
【著者】
Ishikawa, M., Haensel, J. X., Smith, T. J., Senju, A., & Itakura, S.
【掲載誌】
Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance
論文はこちらからご覧ください
【概要】
恐怖を誘発するようなプライミング刺激は、ターゲットを特定する視線手がかりの効果は強化するが、矢印のような刺激の効果を強化することはなかった。