2020年2月6日10時より同志社大学赤ちゃん学研究センターにて赤ちゃん学カフェを開催しました。
今回はよちよち歩きぐらいまでの、かわいいお子さんがたくさん参加してくれて、アットホームな雰囲気の中、「あなたとわたしはともだち?-赤ちゃんにとってのリズム運動とシンクロ」というタイトルで当センターの特別研究員である奥野晶子さんよりお話しをさせていただきました。
シンクロ(同期)は、相手と何かをする時に自分の行動を相手に合わせて調整する必要があり、人とコミュニケーションを取るためには必要なものであります。シンクロは親子のやりとりの中でもアイコンタクトといった行動レベルや、心拍や脳波といった生物学的レベルでも多くみられ、赤ちゃんの成長とともにより複雑なものへと変化していくとのことでした。
お話の中間にシンクロの実践とブレイクを兼ねて、お母さんのお膝に赤ちゃんを抱え、「もしもしかめよ」のリズムに合わせて歌いながら揺らしみんなでシンクロを実感してみました。
最後に奥野さんがセンターで行った視線計測の結果の報告がありました。赤ちゃんは動きのシンクロから第三者同志が“なかま”や“ともだち”と認識できており、“ともだち”や“なかま”が泣いていたら、励ましにいくべきであると思っているのではないかと考えられているとのことでした。
皆さんからは、今まで意識していなかった「シンクロ」について改めて考えるいい機会になったとのご意見をいただきました。
講演中、スタッフは抱っこしたり、一緒に少し遊んだり、お子さんと和やかな時間を過ごすことができました。
当日はとても寒い日でしたが、たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。