同志社大学赤ちゃん学研究センターでは、人の発達にかかわる様々な研究者を結びつけ、最新の赤ちゃん学の知見を得ていただき、情報共有の場となることを目指し、2016年度から「文部科学省認定 共同利用・共同研究拠点」の事業の一環として各分野の先生方を招いて講演会を行って参りました。
今回は、尾野 裕美先生(明星大学)、宮島 健先生(奈良大学)をお招きし、ご講演いただきます。
【日時】 2020年2月15日(土)14:00-16:00
【場所】 同志社大学 学研都市キャンパス快風館 赤ちゃん学研究センター
【テーマ】男性の育児休業取得を巡る心理学―“働くべきか育休[やす]むべきか,それが問題だ”-
男性の育児休業取得を応援する声が聞こえ始めて久しい今日この頃、社会のタテマエとは裏腹に、実際の取得率は低迷しているとも言われます。
お母さん・お父さん・赤ちゃん,みんなにやさしい社会の在り方を新進気鋭の社会心理学者,産業・組織心理学者と一緒に考えてみましょう。
【講演者】
・尾野 裕美(明星大学)
「仕事人間がイクメンに?―長期育休を取得した男性の内的変容―」
・宮島 健(奈良大学)
「男性による育児休業の取得を阻む心理的壁―多元的無知の視点から―」
※参加無料・事前申込不要です。
大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、どなたでもお気兼ねなくご参加ください。
※お子さま連れでのご参加もできますが(授乳・おむつ替えスペース有り)、プレイスペース等のご用意はございませんので予めご了承ください。
Doshisha University Center for Baby Science held a symposium titled “Baby Science: Past, Present, and Future”, as a part of the Doshisha Week, which was co-hosted by University of Tübingen to advance creativity and collaboration in research from November 25th to 29th, 2019 at the University of Tübingen.
Prof. Shoji Itakura (Director of Center for Baby Science) and Dr. Xianwei Meng (Assistant Professor of Organization for Research Initiatives and Development) provided lectures on early development of social cognition in humans.
Other lectures were given by researchers from various research fields such as language acquisition, body/emotion-recognition, primatology. These sessions followed by active discussions contributed to future research possibility and collaboration of Baby Science.
Program details are as follows:
Prof. Shoji ITAKURA (Head of Center for Baby Science)
“Developmental Cybernetics: Understanding infant’s mind through a robot”
Dr. Xianwei MENG (Assistant Professor of Assistant Professor of Organization for Research Initiatives and Development)
“Infants’ understanding of others’ mental states and hierarchical relationships”
Prof. Josep CALL (University of St Andrews, UK)
“On the origins of mind: A comparative perspective”
Prof. Dr. Claudia FRIEDRICH (University of Tübingen)
“Contexts and limits of early word learning”
Dr. Med. Gottfried Maria BARTH, M.A. (University of Tübingen)
“Perception of the other and self-perception as central topics in working with babies and adults in the autism spectrum”
Prof. Dr. Martin A. GIESE (University of Tübingen)
“Quantitative study of body motion and its perception in the context of social interaction”
Lecture of Dr. Xianwei Meng
Lecture of Prof. Dr. Claudia FRIEDRICH
Participants of the Baby Science Symposium
Regarding the Doshisha Week, please see the following link:
→The first Doshisha Week was held in the University of Tübingen
同志社大学赤ちゃん学研究センターでは、人の発達にかかわる様々な研究者を結びつけ、最新の赤ちゃん学の知見を得ていただき、情報共有の場となることを目指し、2016年度から「文部科学省認定 共同利用・共同研究拠点」の事業の一環として各分野の先生方を招いて講演会を行って参りました。
今回は、北田 沙也加先生(植草学園大学)、中分 遥先生(オックスフォード大学・九州大学)をお招きし、ご講演いただきます。
【日時】 2019年12月21日(土)14:00-16:00
【場所】 同志社大学 学研都市キャンパス快風館 赤ちゃん学研究センター
【テーマ】子どもは世界をどう信じているのか?-乳幼児の科学的信念と宗教性・道徳性の発達-
【講演者】
・北田 沙也加(植草学園大学)
「幼児期における物理概念と空想性および乳児への特異的な関わり」
・中分 遥(オックスフォード大学・九州大学)
「宗教の認知および発達的基盤」
※参加無料・事前申込不要です。
大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、どなたでもお気兼ねなくご参加ください。
※お子さま連れでのご参加もできますが(授乳・おむつ替えスペース有り)、プレイスペース等のご用意はございませんので予めご了承ください。
2019年10月17日(木)に、同志社大学 良心学研究センターと共催で、公開シンポジウム「見えないものを信じるこころ──比較認知科学と教育学の視点から」を開催いたします。
開催日時;2019年10月17日(木) 16:40〜18:40
開催場所;同志社大学 今出川キャンパス 同志社礼拝堂
どなたでもご参加いただけます。事前申し込み不要、参加費も無料です。
良心学研究センターは、現代世界における「良心」をめぐる課題を考察し、その応用可能性・実践可能性(統合知および実践知としての良心)を探求することを通じて、学際的な研究領域として「良心学」を構築することを目的としています。赤ちゃん学研究センターはヒトの起点である胎児期から乳児期にかけての行動、認知、身体の発達に関する基礎的な原理を明らかにすることによって「ヒト」から「人」へとかわる発達のメカニズムの解明を目指しています。2つのセンターの合同シンポジウムをどうぞお楽しみください。
【良心学研究センター ホームページ】
「分かちあう心の変化」
松沢 哲郎 先生(京都大学高等研究院 特別教授)
チンパンジーには人間より優れた瞬間記憶がある。一方で、人間のような言語能力はきわめて限定的だ。かれらにも想像するちからの萌芽を見出せるが、基本的には「いま、ここ、わたし」の世界に生きている。人間は、今だけでなく、ここだけでなく、わたしだけでない、「あなた」のために生きるようになった。人間の「分かちあう心」の進化的基盤を紹介したい。
「子どもの自尊感情といのちの体験〜共有体験で危機を乗り越える〜」
近藤 卓 先生(日本ウェルネススポーツ大学 教授)
子どもたちは、思春期の頃に一つの大きな危機「いのちの体験」に直面します。それまでに共有体験を重ね、自尊感情が十分に育まれてきた子どもは、その危機を乗り越えていくことができると私は考えています。自尊感情といのちの体験、そしてそこで重要な鍵を握る共有体験について、改めて考えてみたいと思います。
皆さまのご参加をお待ちしています。