調査期間 | 2019年5月14日 ~ 2025年3月31日 |
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研究期間 | 2019年5月14日 ~ 2025年3月31日 |
調査の対象月齢・年齢 | 4歳、5歳、6歳(未就学児) |
募集時の調査の名称 | 音の聞こえの発達 |
研究の名称(研究計画書の研究課題名) | 幼児学童を対象とした聴力的情報処理能力の発達に関する研究 |
担当研究者 | 加藤正晴、嶋田容子 |
調査の実施場所 | 同志社大学赤ちゃん学研究センター |
目的
ざわざわした中で音を聞き取るための聴力(選択的聴取能力)の発達は、私たちが普段行う純音聴力検査(静かな部屋でピーという音を聞く検査)によって測定される聴力の発達と異なることが知られています。前者の方が日常生活に近いような気がしますが、日本で選択的聴取を扱った研究は少ないです。そこで、選択的聴取能力がどのように発達し、子どもたちがいつ大人と同じように音を聞くことができるかを調べてみようと考えました。
独自に作成した聴力検査を用いて、子どもたちの聴力を測定します。
方法・計画
赤ちゃん学研究センターで調査させていただきます。
まず、聴覚機能検査の一つである耳音響放射という検査を行います。これはおよそ2分程度で終わります。
次に、お子さんにヘッドホンをつけてもらい聞こえてくる単語を復唱していただきます。
課題の種類は2つあります。1つ目は、話し声でざわざわした背景音を聞きながら単語を聞き取る課題です。2つ目は、両耳から同時に聞こえる異なる単語をどちらも復唱する課題です。
調査時間はおよそ30分程度です。
成果
お子さんたちがいつ大人と同じくらい聞くことができるようになるのかをデータから読み取ることによって、お子さんたちの音環境の改善につながるような提案をしていきたいと考えています。