調査期間 | 2019年9月4日 ~ 2025年3月31日 |
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研究期間 | 2019年5月31日 ~ 2025年3月31日 |
調査の対象月齢・年齢 | 6ヶ月・9ヶ月・12ヶ月 |
募集時の調査の名称 | 日本人赤ちゃんの鼻音知覚 |
研究の名称(研究計画書の研究課題名) | 日本人乳幼児による音節末尾位置における鼻音知覚に関する研究 |
担当研究者 | 榎本暁(名城大学 准教授)・Gregory Minehane(名城大学 准教授)・伊藤紀子(同志社大学)・加藤正晴 |
調査の実施場所 | 同志社大学赤ちゃん学研究センター |
目的
この研究は、乳幼児の言葉を聞き取る能力がどのように発達するかを調べます。生後6か月の乳児は、どの言語の音も聞き取りが可能ですが、生後9か月くらいから母語に含まれる音を聞き取る能力が向上すると同時に母語に含まれない音の聞き取る能力は低下するという報告があります。この研究では、先行研究とは異なる音を使いこの問題を掘り下げ、音声知覚能力の発達過程を明らかにしたいと考えています。
方法
1.赤ちゃんを膝の上で抱いて頂きます。
2.映像を映す画面と音を出すスピーカーをセットにして設置します。画面には、赤ちゃんの気を引くような映像を映します。そしてスピーカーからいろいろなパタンの音声(音刺激)を再生し、その間の赤ちゃんのモニター方向への注視時間を計測させていただきます(赤ちゃんの視線については、離れた場所に設置したカメラで確認します)。
3.赤ちゃんは目新しいものが好きです。もし赤ちゃんに音の聞き取り/聞き分けができていて、新しい音を新しい!と気づけば、画面(スピーカー)への注視時間がより長くなるはず。赤ちゃん研究でよく使われるこの方法を利用して、音パタンの区別がどの月齢からできるようになるかを探ってゆきます。