調査期間 | 2019年5月24日 ~ 2019年9月30日 |
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研究期間 | 2019年5月24日 ~ 2021年3月31日 |
調査の対象月齢・年齢 | 6ヶ月~9ヶ月 |
募集時の調査の名称 | 乳幼児は視線を追う人物を選んでいるか |
研究の名称(研究計画書の研究課題名) | 乳幼児は視線を追う人物を選んでいるか |
担当研究者 | 石川光彦(京都大学大学院)・ 加藤正晴 |
調査の実施場所 | 同志社大学赤ちゃん学研究センター |
目的
赤ちゃんが他者の視線を追う行動は、社会性の基盤となる重要な行動の一つです。例えば、モノの名前を学習するときに、赤ちゃんは他者が何を見ながらその言葉を発しているか確認することが報告されています。今回の調査では、赤ちゃんが他者の視線を追うときに、その人物が信頼できる人物かどうかを考慮しているかを調べます。また、視線を追うときの赤ちゃんの心拍がどのように変動するかを調べます。
方法・計画
赤ちゃん学研究センターで調査させていただきます。
まず、画面中央の女性が視線を左右どちらかに動かし、その視線の先、もしくは反対方向にカラフルなイラストが出てくる場面をお子さまに観てもらいます。
次に、画面中央の女性が左右にある2つのおもちゃのうち一方に視線を向ける映像をお子さまに観てもらいます。この映像呈示中に赤ちゃんが画面のどこを見ているか、および心拍がどのように変動するかのデータを収集します。心拍の計測は、多くの研究で安全性が確認されているシール型の心拍計測装置を付けさせていただきます。
課題時間はおよそ10分程度です。
成果
研究成果は赤ちゃんが他者の視線を追う行動のメカニズムの解明という点で、今後のヒトの社会性についての発達研究の発展に寄与すると考えられます。