乳幼児の自尊感情指標の開発

目的：本研究の目的は、乳幼児の自尊感情を測定するための新たな指標を開発することです。成人の場合、自尊感情とは、自分自身の能力や才能への評価とそれに対する満足や肯定の感情を意味します。子どもの場合、自尊感情とは、自分にいろいろなことができると思うことと自分のことを好きだと感じること、と言い換えることができます。

方法：おもちゃなどを用いて普段通りの乳幼児と養育者の方とのふれあいの様子を観察します。また乳幼児にとって身近な養育者2名に、普段の乳幼児の様子について、「赤ちゃんの自尊感情指標」の質問項目（アンケート調査）にお答えいただきます。

この研究で分かること：これまで成人・青年・児童に比べて研究されにくかった乳幼児の自尊感情について、その測定が可能となります。これは乳幼児期と児童期以降の自尊感情の連続性について検討できるようになるという、学術的に大きなメリットのあるものです。

★この調査の研究成果は『BABLAB No.2』p29-30、『BABLAB No.3』p37-38にそれぞれ掲載されています。