赤ちゃんは周囲の情報をどう使うの?

赤ちゃんは周囲の情報をどう使うの?

更新日: 2020/02/03
募集終了
調査期間 2019年6月1日 ~ 2020年3月31日
研究期間 2019年4月1日 ~ 2023年3月31日
調査の対象月齢・年齢 15ヶ月
募集時の調査の名称 赤ちゃんは、動きが同じだと仲良しと認識する?
研究の名称(研究計画書の研究課題名) 睡眠と認知機能の関係
担当研究者 奥野晶子・石侑昇(京都大学大学院)加藤正晴・板倉昭二
調査の実施場所 同志社大学赤ちゃん学研究センター

目的
➀赤ちゃんは、動きが同じだと仲良しと認識する?
普段誰かが他の人と同じ行動をとっていると、その人たちは仲の良い友人たちかなと思ったことや、夫婦が同じ仕草をしているのを見たことはありませんか?このように同じ動きをしているかどうか(シンクロ性)は、他者間の関係性を推測するときの判断材料として用いることができます。この調査では、赤ちゃんが大人と同じように、動きのシンクロ性から他者間の関係性について推測しているのかを調べます。

➁赤ちゃんは、周囲の反応をうかがって行動を決める?
赤ちゃんは初めて見る未知のものや人に遭遇したとき、近くにいるお母さんの方をみることが多々あります。赤ちゃんはそのときのお母さんの表情や態度、反応をもとに、その対象に近づくか、それともその対象を避けるか判断します。この現象を「社会的参照(他者への問いかけ)」といいます。この調査では、赤ちゃんがいくつかの対象に対して、どういった場面で社会的参照をするのかを調べます。

方法
この➀と➁の課題どちらも、赤ちゃんの視線を計測させていただきます。

➀2匹のウサギと1匹のアヒルのパペットが踊っているビデオを見てもらいます。同じテンポで踊るか、またそれぞれ異なるテンポで踊るかによって、アヒルがどちらのウサギと友達同士であると思うのでしょうか?

➁複数の幾何学図形キャラクターが、2つの対象に向けてそれぞれポジティブな表情(笑顔)またはネガティブな表情(しかめ面)を示します。このとき、それぞれのキャラクターの表情を見て、2つの対象をどのように評価をするのでしょうか?

★この調査の研究レポートは、『BABLAB No.4』p.47に掲載されています。

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