2月3日、寒い日が続いた土曜日、インフルエンザも大流行の中、皆さん来てくださるかな〜と心配していましたが、お父さん、お母さんと一緒に、にこにこ笑顔の赤ちゃん、元気な子どもたちが集まって、いつもどおり、にぎやかに、なごやかに講義が始まりました.
赤ちゃんがどんなふうに世界を見ているのか、何が赤ちゃんの興味をひき、見る力はどのように発達していくのか、これまでの様々な研究を紹介しながら、赤ちゃんの視覚の成立についてお話が進み、その後、実際に視線計測装置を使って二人の赤ちゃんの視線を計測し、赤ちゃんが人の顔のどこに注目しているかを皆さんにお伝えしました。
ティータイムのスペシャルティーは、経済学部の岸基史先生にご持参いただいた「ハブ茶」、まめ科の一年草、エビス草(夷草)の種子を乾燥させ煎ってお茶にしたものです。漢方ではエビス草の種子を「決明子(けつめいし)」と呼ぶそうで、これは「明(めい)を決(ひら)く」、つまり目が良くなるということから名がついたといわれています。
香ばしく口当たりの良いお茶は大人気で、あっという間に用意していただいたポットが空っぽになりました。岸先生、今回のテーマにぴったりのお茶をありがとうございました。
ご参加くださった方より、「未知の世界だった赤ちゃんのことが学べてよかったです。」「実際の研究の映像を見せていただいたのでとてもわかりやすかったです。」と感想をいただきました。これからも「赤ちゃんの不思議な世界」を科学的にそしてわかりやすくお伝えできるように赤ちゃん学カフェを続けていけたらいいなと思います。