この度、当センターの日本学術振興会特別研究員の石川光彦さん、加藤正晴准教授、板倉センター長の共著論文がRoyal Society Open Science誌に掲載されました。
【タイトル】
Physiological arousal explains infant gaze following in various social contexts
【著者】
Mitsuhiko Ishikawa, Atsushi Senju, Masaharu Kato, Shoji Itakura
【掲載誌】
Royal Society Open Science
論文はこちらからご覧ください。
【概要】
この研究では、生後6~9か月の赤ちゃんが他者の視線を追従する場面での心拍を計測しました。その結果,赤ちゃんは他者がアイコンタクトをする場面や、他者の視線情報の信頼性が高い場合には、より多く他者の視線を追従することがわかりました。また、視線を追従する直前には、赤ちゃんの心拍が上昇していました。このような心拍の上昇は、視線を追うことで得られる報酬(他者と共同注意する経験や、視線を追従することで得られる情報など)に対する期待を反映しているのかもしれません。