赤ちゃんは顔をどんな風に見ているの?
私たち大人は、相手の顔を見ているときに目を一番見ています。でも顔の他の部分も少しは見ながら、その人の特徴を捉えています。この研究では、赤ちゃんが顔のどの部分をどんな順序で見るのか、そしてそれが発達とともにどう変わるかを調べました。
少し意外かもしれませんが、赤ちゃんは幼いときほど、顔のいろんな場所を見ているのです。そして大きくなってくると、目、鼻、口に視線が集まってきますし、見る順番も決まってくるのです(きっと大事な情報がある場所から順番に見るようになるのでしょう)。
チェスの達人や飛行機の熟練パイロットは、入門者・新人と比べて要所要所をちらりとみるだけで状況を捉えてしまいます。顔の認識の発達はこれと同じなのかもしれないですね。