赤ちゃん学研究センター 加藤正晴准教授の研究が「Acta Psychologica」に掲載されました

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赤ちゃん学研究センター 加藤正晴准教授の研究が「Acta Psychologica」に掲載されました

当センター所属 加藤 正晴准教授の研究が「Acta Psychologica」に掲載されました。

【論文タイトル】

Walking and talking independently predict interpersonal impressions

タイトル日本語意訳:並んで歩いている時に相手があなたに好印象を持つかどうかはその時の会話とは別に歩きかたによっても決まる

【著者】Kato, M., Kitagawa, N., Kimura, T., Takano, Y., Takagi, T., Hirose, H., Kashino, M.

【掲載誌】Acta Psychologica, 210, 103172.

論文はこちらからご覧ください。

ごく簡単な内容:
だれかと体の動きが同期する(揃う)とき、その同期量が多いほど相手に好印象を持ちやすいことが知られています。今回の研究では、より自然で実際の生活状況に近い場面でもこの現象が起きるのかを調べ、本人たちが気づいていない状況でも同期の程度が相手に好印象を与えることを示しました。

もう少し詳しく:
この研究では初対面の参加者二人で戸外を並んで歩いてもらって、自由な会話をしてもらいます。そのときの足の動きをセンサーで計測し、(1)会話の盛り上がり度と(2)歩調の同期のそれぞれが相手への印象の変化にどれだけ影響を与えるかをパス解析という統計手法を用いて分析しました。すると、(1)会話が盛り上がるほど相手の印象が向上することもわかりましたがこれとは独立に(2)歩調の同期が揃うほど相手の印象が向上することも示されました。

結論:
私たちは相手の見かけや、言葉によるコミュニケーションを通じて相手を好きになったり嫌いになったりします。
でも、知らず知らずに引き込まれて生じる歩行の同期もまた、対人印象に影響を与える重要なファクターなのです。

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