「赤ちゃん学」とは、ヒトの「こころの発達」と「からだの発達」に関わる研究であり、ヒトのはじまりである“赤ちゃん”の“こころとからだ”の発生・発達メカニズムの解明を目指しています。しかし、そのメカニズムはあまりに複雑で、これだけ科学が進展していても意外な程、分かっていないのが実情です。
そこで、多くの異種多様な分野の研究者が一箇所に集う知的なプラットフォームを当センターが担い、異分野融合の研究を推進します。又、現場と基礎の連携研究を推進することで、新たな発想や視点で情報を解析し、新たな知見を得ることを目指します。そして、本事業の推進により、“こころとからだ”の発生・発達メカニズムの解明へと結びつけ、さらには、近年増加している発達障害や自閉症の原因解明や新たな治療法の確立へと結びつけていきます。
採択された計画共同研究課題及び一般共同研究課題を実施する研究者は、当センターが所有する施設や設備を利用することができ、当センターで実験や調査を実施する場合は、研究対象者(実験参加者・調査参加者・試料提供者)のリクルートを当センターが行う等、支援を受けることができます。
さらに、採択された計画共同研究課題に対しては、1年間ですが、研究費の支援をさせていただくとともに、当センターの研究員(専任又は兼担のいずれか)が受け入れ担当となり、研究のサポートを行います。
又、採択された一般共同研究課題に対しては、研究費の支援は行いませんが、当センターの研究員(専任又は兼担のいずれか)が受け入れ担当となり、研究のサポートを行います。
当センターは以下施設・設備を所有しており、所定の申請手続きを行うことで利用することができます。
なお、データベースの情報の提供を受ける際には、提供手続きが必要となります。情報の提供を受けて共同研究を実施する場合は、共同研究公募への応募手続きに加え、提供手続きが必要となりますので、ご注意ください。提供手続きについては、提供手続きの流れをご参照ください。
提供中の情報のページをご覧ください。
当センターで実験や調査を実施する研究の場合、対象者(乳幼児から成人まで)のリクルートは当センターが行います。
採択した計画共同研究課題に対し、以下の研究費を支援します。一般共同研究課題に対しては、研究費の支援は行いません。
■消耗品費 ■通信運搬費 ■印刷製本費 ■旅費(外国旅費、海外からの招へい旅費を除く)
■諸謝金 ■会議開催費(施設設備賃借料)
2018年5月より、当センターは「収集・提供機関」となり、収集・提供事業を「共同利用」の柱として推進しています。本公募に応募され、採択の後、研究データの内容によっては、赤ちゃん学研究センターの管理する『赤ちゃん学データベース』へのデータ提供の可否を受入担当者からお伺いする場合があります。必須条件ではなく、採択後に伺いますので、審査にも全く関係しません。提供いただくには、倫理審査申請書にもその点を含める必要がありますので、倫理審査申請の前段階でお伺いするものです。
当センターが運営・管理を行います。